女性特有の健康課題「フェムケアグループセミナー」

「健康経営」とは・・・

企業が従業員の健康づくり(長時間労働対策、有給休暇取得促進、食・運動の取組など)を積極的 に行うことにより、結果的に生産性や企業価値の向上につながるという考え方です。企業が健康経 営を実践することは、従業員の皆様にとっても作業効率のアップやプライベートの充実など大きな メリットがあります。 

 

令和5年度より、女性特有の健康課題について企業が取り組むべき項目が追加されました。

女性のフェムテック&フェムケアをはじめ、不妊治療や生理休暇などもカタチ上ではなく、運用をスタートすべき時期となっているのです。多くの健康経営優良企業において、女性活躍推進されています。

 

公認心理師として女性の悩みを聞いていくうちに、女性自身が悩みそのものに気づいていないケースが多いことに気づきました。

例えば、くしゃみや大笑いした時に漏れる尿もれや頻尿、デリケートゾーンのかゆみ、プレ更年期症状など、すでに症状が出ているにもかかわらず本人は問題としていないことが挙げられます。状況を聞くと、深刻なはずなのに「問題ない」と言い切っているケースがほとんどです。

 

そもそも、私たちは幼少期から大人になるまでの過程で「デリケートゾーンのお手入れ方法」について習っていません。

親からも教えてもらっておらず、当然お手入れの商品もありませんでした。

つまり、ほったらかしの干からび状態ということなのです。

 

デリケートゾーンケアはfaceケアと同じようにすべきパーツ。しかも、顔より吸収率が高いためより丁寧にケアすべき場所なのです。

であるにもかかわらず、多くの女性は洗い方、お手入れのし方を知らないどころか、「洗う」という選択肢すらない方がほとんどです。

インターネットで検索しても、なかなか正しい情報にたどり着かないといったお悩みもよく耳にします。

デリケートな部分の相談だからこそ、ざっくばらんに話せる相手を選ぶ。こういう時こそ、専門家にお任せください。

 

女性特有の健康課題を聞きだして、言語化する。まずはこの作業が大切です。

その後、必要に応じて企業で配慮していく流れが良いのではないかと考えています。

まずは、女性が自分自身の変化に気づくこと。このことが大切なのです。